春日市文化協会

春日市文化協会

春日市文化協会 春日市に伝わる伝統文化



雅楽

 
雅楽とは、アジア諸国や朝鮮半島から仏教文化の渡来と前後レて伝わってきた外来の音楽と、わが国古来の歌(神楽(かぐら)、大和(やまとうた)、久米歌(くめうた)等)や、舞が、およそ1400年の時をかけて融合し熟成されでできた、世界にもまれな古典芸術であり, その和声と音組織は世界的芸術として発展する要素を多く含んでいます。
 演奏は笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・横笛(おうてき)(龍笛(りゅうてき)、高麗笛(こまぶえ)、神楽笛(かぐらぶえ))の管楽器が各3人、琵琶・筝(そう)(こと)の絃楽器が各2人、鉦鼓(しょうこ)・鞨鼓(かっこ)・太鼓の打楽器が各1人の計16人編成が標準です。

蘭陵王(らんりょうおう)
雅楽は皇室の保護の下に伝承されて、宮中の儀式、饗宴、春・秋の園遊会などの行事の際や、有力社寺などでしばしば演奏されています。その雅楽の伝統を相承しようと、古来より文化伝来の地であった筑紫の郷土に誕生した、西日本随一の雅楽演奏団体が筑紫楽所(ちくしがくそ〉です。
 当初は筑紫野市正行寺楽部として昭和32年に発足し、現在は平成元年5月に完成した春日山雅楽御堂(春日市平田台〉という、わが園唯一の奉楽堂宇を中心に雅楽の伝統精神を受け継ぐべく活動しています。

春日山雅楽御堂正面
 国内はもとより、イギリスや中園、韓国での公演も行われ、平成13年の「世界水泳選手権大会」でのレセプションでの演奏や、また平成16年の「とびうめ国文祭」においては春日市内の中学生を指導し、合同で『越天楽(えてんらく)』『催馬楽 更衣(さいばら ころもがえ)』『迦陵頻(かりょうびん)』などの演奏や舞を行い、雅な悠久の響きを披露して、次の世代への音楽教育、継京についても意欲的に活動しています。
桃李花(とうりか)

春日の婿押し

 
婿押しの由来については「春日神社祭典式」によればその歴史は数百年を経るといわれ、平成3年2月2日文化庁より「記録作成等の措置を構ずべき無形の民俗文化財」として選択されました。
 行事は1月14日夜、春日神社氏子中の16歳から45歳までの年令階梯に組織された「三期組合」が主体となって、前年に結婚した新郎新婦を宿において披露し、神社、境内を駆使した婿揉みを行い、青年から若水を浴びせられて祝福する通過儀礼を、村挙げての最大年中行事として執り行ってきました。

 「左義長、樽せり、お汐井取り、後酒、青年入り、祝い歌」などを複合させ、一連の行事として「婿押し」とし、さらにこの行事に参加する者に対しても、悪事災難をのがれ、強運をもたらすと伝えられ、これらの行事は社会伝承、儀礼伝承、芸能伝承などを複合した、全国的にもあまり類をみない年中民俗行事といえます。
 毎年婿押しを観ようと春日に訪れる観衆は数千人と報道され、この貴重な無形民俗文化財を誇りを持って永々と承継されています。

嫁御の尻たたき

 
「嫁御の尻たたき」は小倉の住吉神社に伝わる 正月行事で、1月14日の夕方、境内の互義長に火 がつけられて行事が始まります。
 前年に結婚した女性が和服姿で住吉神社に参拝 すると、地域の子どもたちが藁(わら〉で編んだ 棒で嫁の尻をたたきます。「嫁が家に居つくよう に」「I子宝に恵まれるように」との願いが込められ ています。
 源流は平安時代の「枕草子」にまでさかのぼり ます。
  戦後中断していましたが、1980 (昭和57年) から復活しました。


春日市文化協会30周年記念誌「明日への歩み」H19.6月より
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